松井秀喜氏、ヤンキースの一員として引退へ

米大リーグのニューヨーク･ヤンキースで活躍し、
2009年のワールドシリーズで最優秀選手に輝いた
松井秀喜氏が、ヤンキースと今年の7月に1日限りの契約を
結び、最後はヤンキースの一員として引退することとなった。

　ヤンキースは5月30日、松井氏が2012年に所属した
タンパベイ・レイズ（Tampa Bay Rays）と対戦する7月28日の
試合の前に、松井氏の引退セレモニーを行うと発表した。
ヤンキースは背番号55をつけて活躍した松井氏の功績を
称え、55試合目のホームゲームで式典を行うという。
　プロ野球の読売ジャイアンツ（Yomiuri Giants）で10年間
プレーした松井氏は、2003年から活躍の場を米国に移し、
ワールドシリーズ優勝27回を誇るヤンキースに7年間在籍した。
　2009年に行われたフィラデルフィア・フィリーズ
（Philadelphia Phillies）とのワールドシリーズでは、
松井氏は6試合で打率6割1分5厘、3本塁打、8打点の活躍を見せ、
ヤンキースの優勝に貢献した。松井氏はヤンキースで通算140本塁打、
597打点、打率2割9分2厘の成績を残している。
　松井氏は、2010年にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム
（Los Angeles Angels of Anaheim）でプレーし、
2011年にオークランド・アスレチックス（Oakland Athleticsでプレーし、
2012年にレイズでプレーした。そしてMLBオールスターゲームにも2度選出された

　しかし、レイズでは出場34試合で2本塁打、7打点、
そして自身のキャリアで最低となる打率1割4分7厘に終わった。

　「ゴジラ」の愛称で親しまれた松井氏は、メジャーリーグで通算1236試合に出場し、
打率2割8分2厘、175本塁打、760打点の成績を収めている。

　松井氏の引退セレモニーを行うヤンキースの粋な計らいに
脱帽するばかりである。松井氏も国民栄誉賞をもらったのにつづいて
名誉あるイベントであろう。

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