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陣内孝則 仮面ライダーソーサラー





 陣内孝則さん(54歳)が映画「劇場版 仮面ライダーウィザード
イン マジックランド」(監督中澤祥次郎、8月3日公開)に
出演する。歴代最年長でライダーに変身する。
 これまでの最年長は、07年公開「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」に当時51歳で出演し、仮面ライダー牙王(がおう)に変身した渡辺裕之(57)である。それを3歳上回った。公開中の8月12日に55歳になる陣内は「撮影にあたり成人病に気をつけました」と自虐的にコメントしている。
 映画の舞台は「魔法の国」で、陣内孝則さんはオーマ大臣役である。白石隼也(22)演じる仮面ライダーウィザードと敵対する、仮面ライダーソーサラーに変身する。宇都宮孝明プロデューサー(42)は「魔法の国を支配するという説得力があり、なおかつライダーとしてカッコいい方」と起用理由を説明する。撮影は5月上旬に終えたが、71年放送開始の初代ライダーを少年時代に視聴していた陣内は「やみつきになりそう。今のライダーは大見えを切らず変身し、さっぱりしているのに驚いた」と楽しんでいる。

 陣内孝則さんは、88年「君の瞳をタイホする!」や89年「愛しあってるかい!」(ともにフジ)に主演し、当時のトレンディードラマブームをけん引した。コメディーもシリアスもこなせる実力派として、今も活躍を続けている。「撮影中に、他番組の子役から“スゲー!”“かっこいい”と言われ、次世代のハートをつかむ喜びを感じた」と手応えを感じている。幅広い世代にアピールするオジサンライダーになりそうだ。
 「劇場版 獣電戦隊 キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック」が同時上映される。こちらは戦隊シリーズ初のミュージカル仕立てである。

 陣内孝則の仮面ライダーはその風貌からも魅力的である。一度映画を観てみるかという気になった。





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